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火災保険を使ってカーポートを修繕した事例

損害保険はどこまで保障される?台風で車に被害が出たときの事例を解説

「台風被害で通勤用の車が壊れてしまった」
「台風の影響でカーポートが壊れてしまい、車も傷ついた」

こういった台風のトラブルはよく耳にします。

台風は自然災害の中でも頻発する現象のひとつであり、日本の歴史においても大きな被害を記録している災害です。

 

大陸からの侵攻を受けた「元寇」における神風は台風であったといわれており、昔から船や住宅といった施設に大きな影響を与えています。

そんな台風の被害の中で近年増えているのが、車およびカーポートへの被害です。

建物外部に面して設置されている車やカーポートは被害を受けやすく、細かな傷つきから浸水といった被害まで確認されています。
 
このとき、保険が適用されるのかどうかについて知っている人はあまりいません。

小さな傷だからと放置する人もいるため、あまり知られていないのが現状です。

そこで今記事では台風被害の中でも、車に関連するものについて補償等をまとめます。

ぜひ参考にしてみてください。

台風発生による被害と事例

台風による被害は大きく2つに分かれます。
 

1. 強風による風害
2. 強い雷雨による河川氾濫

 

風害

「風害」は台風によって引き起こされた強風が原因となる被害の総称で、風の影響で発生した雨漏りも含まれます。

風害は規模の小さいものでは外壁の破損や屋根瓦の飛散、大きなものでは住宅そのものが破壊されることもあります。

周囲への影響が心配される被害のひとつであるため、平時から対策をおこなうことが重要です。

水害

「水害」は近隣の河川が増水や強風によって氾濫する「河川氾濫」、雨水の影響で地盤がゆるみ発生する「土砂崩れ」、海水が風にあおられ発生する「高潮」といったものが含まれます。

河川氾濫や高潮の場合、住宅そのものに被害が出るケースが多く被害範囲が大きいことが特徴です。

河川氾濫や高潮では、基礎部分に水が侵入する「床下浸水」、基礎部分を超えて居住部まで水が侵入する「床上浸水」などが一般的です。

高潮

「高潮」の場合は津波が発生する関係で住宅そのものが波に飲まれてしまい、そのまま流されるといった被害も発生します。

土砂崩れ

「土砂崩れ」は主に山間部で発生し、大量の土砂が住宅に流れ込んで被害が発生します。
土砂によって外壁や窓、塀といった住宅設備が破壊されることがほとんどです。
また、自宅の位置によっては建物がある地盤がそのまま崩れてしまい、住宅そのものが地滑りのように落ちてしまうこともあります。
 
水害の特徴としては被害の規模と影響が大きいことが挙げられます。
特に河川の氾濫は近隣住宅すべてを巻き込むケースがほとんどのため、あらかじめ高台に避難するといった計画が重要です。
 
「台風」では風害・水害によって大きな被害が発生し、住宅に影響を与えます。
そして、車やカーポートにも被害を与えることが多く、その事例は多数存在します。

今回は個別の事例について詳しく見ていきます。

風害の事例

風害によってもっとも多く発生する事例は、車やカーポートに傷が付くというものです。
これは飛来物がぶつかることで発生し、車本体やカーポートが傷だらけになるといった被害です。
 
基本的に車そのものやカーポートの構造部に影響はないため、直ちに修理が必要ということにはなりません。
 
飛散物の被害として、車の窓ガラスを破壊するといった事例もあります。
窓ガラスが破壊されることも被害としては大きいですが、窓ガラスが破壊された後は車内に雨水が侵入するため内装一式に被害を受けることが重大です。
 
この場合は内装含めて修繕が必要となるため、外装のみの被害に比べると大きな影響を受けます。
カーポートについては強風が原因で倒壊することがあり、カーポートの下敷きとなった車に被害が出る事例も存在します。
風害においては飛散物への対策、強風そのものへの対策が被害を減らすうえで効果的なものとされています。

水害の事例

水害によってもっとも発生する事例は車内への浸水です。
水害発生時は道路が冠水し、建物の下部が水につかってしまいます。
 
車は一定の高さまでは水圧に耐えること可能であり、浸水することはありません。
しかし、床下浸水までの高さになると隙間から浸水して内装に被害が発生します。
また、水害発生時は漂流物が衝突することで破損する事例が多いです。
 
カーポートについては浸水による腐食の被害が心配されます。
台風の中でも高潮による隙間から侵入した海水が、カーポートの腐食の原因です。
 
カーポートは建物に固定する形で設置することも多く、接続部が腐食するという事例も存在します。
土砂崩れについては漂流物の被害同様で破損の可能性が多いですが、土や砂利といった細かなものがエンジンに侵入するといった危険があります。
 
見た目に被害は無くてもいきなりエンジンをかけることは危険なため、浸水や土砂崩れの被害の後は必ず整備をおこないましょう。
水害については地形の影響が大きいとされていて、個別に対策を取ることが困難です。
そのため予報を参考に安全なところに車を逃がすことが、被害を抑えるために重要となります。

台風に適用される車関連の損害保険の種類

台風による影響で車、カーポートに大きな被害が発生します。
被害に遭った場合は損害保険で対応するのが基本であり、台風に適用できる保険は多数あります。
 
代表的な保険としては車にかけられている「車両保険」、台風の風害・水害に対応が可能な「火災保険」があります。
他にも、家財保険も重要な保険のひとつです。
 
これら3つの保険については使い分けが難しく、事例によって適用される損害保険の種類が異なります。
 
まずは、台風によって車の窓ガラスが割れて車内の内装を修繕する必要がでたという事例を見ていきます。
上記では車を入れていたカーポートが強風で倒壊し、そのカーポートの部品が車の窓ガラスを破壊したという前提です。

この前提条件の際に、適用される損害保険の範囲を見ていきます。

車両保険

車両保険は原則、車に被害を受けたときに適用される保険です。
台風による風雨の影響で車が破壊された場合は、車両保険によって補償されます。
 
車両保険にはいくつかの種類がありますが、自然災害が含まれる保険タイプにおいてのみ台風の被害は補償されます。
注意点としては車の管理状態に瑕疵がある場合は、保険の適用がされない事例があることです。
 
例えば台風が接近しているのに窓ガラスを空けた状態のまま、屋外に放置して内装が濡れてしまったといった場合は補償が難しくなります。
 
損害保険を受ける際に重要な要素として、被害を避けるために努力をしていたかどうかがあります。
「瑕疵」と呼ばれ、車両保険においては車の管理状況が適切であったかが重要です。
 
瑕疵が認められない限りは補償がされるため、被害に遭った時はすみやかに保険の担当者に相談しましょう。

火災保険

火災保険は原則として風害・水害によって住宅が被害を受けたときに適用される保険です。
ここでいう住宅にはカーポートや門といった住宅に付帯する設備も含まれます。
 
そのため、カーポートやガレージといった車を保管する施設に被害が出た場合、火災保険で補償がされることがあります。
火災保険というと火発生時に適用される損害保険のイメージがありますが、実際は風害・水害ともに対応している保険です。
 
台風による風害としては強風によるカーポートの破壊がほとんどであり、その破壊が台風による強風が原因であると認められた場合は火災保険で補償されます。
風害の認定には強風が原因であることを証明する必要があるため、被害後に早めの連絡が必要です。
 

水害に関しては洪水等の発生は大規模に及ぶため、審査で洪水を証明する手間を少ないかもしれません。
しかし、水につかっただけの場合は水害補償の適用範囲から除外されてしまうこともあります。
これは特別約款と呼ばれ、被害額の規模によって補償額が定まっています。
 

水害の被害総額が保険支払い上限の30%以下の場合、もしくは基準となる地面から45cm以下の浸水の場合は保険がおりない事例が多いです。
条件によって補償額は大きく異なるため、必ず損害保険会社に確認するようにしましょう。
 
また、カーポートを始めとする建物の補償に火災保険が適用されます。
緊急時に速やかな連絡ができるように、普段から意識して覚えておきましょう。

家財保険

家財保険は車や住宅といった保険ではカバーできない、家財を補償する保険です。
台風の被害でカーポートや車が被害にあったとき、それ以外にも多くの物品が被害に遭います。
 

例えば車に積んでいたオーディオ設備や整備用の工具、カーポートで保管していた車用品といったものが該当します。
これらは家財と分類され、車両保険や火災保険の適用範囲外となり補償が受けられません。
そういった、法律上で家財に分類される物品を補償するのが家財保険です。
 

法律で家財と分類されるものには下記があります。
 

• 家具
• 家電製品
• 衣類
• 自転車、総排気量が 125cc以下の原動機付自転車

 

多くの物品は家具に分類され、家電製品の中でも建物に直接ボルト等で固定されているもの以外は家財と判断されます。
自転車や総排気量が少ない原動機付自転車も家財となるため、車両保険の適用範囲外となります。
 

このように家財の範囲は広く、大きな災害の後には家財にも被害を受けます。
家財保険はあまり一般的ではありませんが、住宅保険の中に特約として付けることが可能です。
持ち家に住んでいる人は火災保険と一緒に加入することをおすすめします。
 

賃貸の場合は火災保険に含まれていないことがほとんどであるため、家財保険への加入をおすすめします。
月額数百円からのプランも存在するため、年間で数千円あれば、いざというときに備えることが可能です。
台風被害のうち、車・建物以外については家財保険で補償します。

車への台風被害を減らす工夫

台風によって車に与えられる被害は損害保険で補償が可能です。
可能であれば被害を受けることなく台風をやり過ごしたいというのが本音です。
そこで、台風の中でも対策が可能な風害について台風の被害を減らす工夫を確認していきましょう。
 

もっとも効果的な対策はカーポートを設置することです。
カーポートがない駐車場に車を保管する場合、飛来物の影響を直接車に与えてしまいます。
 

この場合、カーポートを設置することで車に被害を減らすことが可能となります。
カーポートを設置する際は材質にも意識が必要です。
 

カーポートはポリカーボネート板という合成プラスチック製の屋根と、金属製の柱で構成されることが一般的です。
ポリカーボネート板は耐久性に優れ、安価な素材であるためカーポートに最適とされています。
ポリカーボネート板自体が軽いこともあり、破損しても車に大きな損傷を与えないというのも重宝される理由です。
 

また、柱の素材も重要なポイントです。
カーポートの柱にはアルミやスチールが採用されますが、錆びやすさや耐久力に差があります。
 

おすすめは、軽くて丈夫なアルミで、錆びに強いというメリットがあります。
価格が少し高めというデメリットはありますが、長期的な視点で考えたら十分元が取れる素材であるためおすすめです。
 

あわせておこないたい対策がカーポート周辺の整理です。
カーポートには車に関する荷物を多く置いている人が多いでしょう。
 

これらが台風の強風で飛散し、車やカーポートにぶつかる原因となります。
カーポート自体がガレージに比べて耐久力が低く、強い風で壊れてしまうことが多いです。
カーポート周辺に荷物をおいている人は、台風の上陸前には移動させることを意識しましょう。

車への被害とカーポートへの被害は「別々の損害保険」が基本

台風による被害は車やカーポートといった範囲まで及びます。
建物のときは火災保険ですべての補償が完結しますが、車やカーポートについては被害にあったものによって保険が異なります。
 

複数の保険について手続きが必要となるため、補償が確定するまでには時間がかかります。
もし、台風の被害にあった場合はこの記事を参考にスムーズな手続きがおこなえるようにしましょう。
 

被害に遭ったものに応じて別々の損害保険を使うことを忘れないように、冷静な対応をしてください。