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お役立ちコラム

日向市でサイディングが剥がれても台風被害が認定されると…

宮崎県日向市は、日向灘に面した温暖で日照時間は全国トップクラスの年です。しかしながら、宮崎県の他の市と同様台風の影響を受けやすい上に降雨量も多く、しばしば大きな被害を受けることがあります。その日向市で、台風による住宅被害が認定された時は火災保険で無料の工事ができることをご存知でしたか?

火災保険の風害補償とは何か

火災保険は、その名から火事による被害の時に補償してくれる保険のように思われていますが、実は火事以外の自然災害(地震・噴火・津波を除く)による被害の補償もしてくれる住まいの総合保険です。特に、台風が多い日本では強風により住宅の色々な場所に不具合がでる「風害」による被害が多くなっています。その風害の被害を受けやすいのが、屋根や外壁です。強風注意報・暴風警報が発表された時は、強風による被害が発生するリスクが高まっていますので、以下のような被害が想像されます。

●強風で屋根の瓦が飛んでしまった
●強風で庭の物置が倒れ隣家の塀を壊してしまった
●強風により物が飛んで来て窓ガラスが割れた
●強風により外壁に傷がついた、もしくは剥がれたしまった
●強風によりベランダが破損した
●強風で屋根瓦が飛びそこから入る雨により家具が濡れた
●強風により自転車が倒れ破損した
●強風で自動車が横転した
●強風でカーポートの骨組みが傾斜・破損した
●強風の影響で転んでケガをした
●強風とともに飛んできた木材が体に刺さりケガをした

このように、風災により多くの被害が出るリスクは高く、場合によっては数十万円から数百万円の工事費が必要になる場合があります。その時に強い味方になってくれるのが火災保険です。火災保険の補償対象となる工事は、自己負担が0円になりますので活用しない手はないでしょう。
株式会社ゼンシンダンでは、火災保険申請のサポートを行います!
台風による被害に心当たりがある方は、お気軽にお電話ください 03-6388-5668

強風被害は目に見えないところにも起きている

屋根や外壁は風雨に直接さらされるため、どうしても傷むスピードが速くなります。しかも、このような場所は毎日チェックすることはなかなかありません。そのため、知らない間に修理が必要なくらい傷んでいたというケースも多々あります。特に屋根の一部が木製の場合は数年で劣化・腐食してしまう可能性が高く、最近では外壁材として普及したサイディングなど耐久性の高い素材を使用することが増えています。サイディングについては後程詳しく紹介します。

屋根・外壁はなぜ修理が必要か

屋根や外壁はなぜ修理が必要なのでしょうか。もちろん、それぞれの効果が機能しなくなると、美観的に崩れてしまうという問題点もありますが、それ以上のデメリットもあります。それは、屋根や外壁を破損した状態のままにしておくと、どんどん劣化・腐食が進み建物の内部にまで被害が及んでしまうことがあるということです。

屋根や外壁は、雨除けや日差しの調整や建物の保護をすることが大きな役割ですが、屋根材や外壁材によっては火事の時に燃えにくい状態にする事もできます。しかしながら、その機能が破損によって失われてしまうと、火事の時にすぐに火が回ってしまうかもしれません。このように、火災が起こった時にも重要な役割を果たす屋根・外壁ですが、常に雨風にさらされている場所なので劣化が早くなってしまいます。

屋根や外壁にはそれぞれの役割の他に建物の劣化の防止・建物の寿命を延ばすという役割を担っています。劣化・腐食を放置しておくと建物そのものの寿命を縮めてしまうことになり、例えば今後10年持つはずの住宅が5~6年で劣化してしまうこともないわけではありません。そのため、早めに修理を行うことはメリットこそありますがデメリットはありませんし、火災保険の補償対象と認定されれば費用ゼロで修理も可能です。
火災保険の申請期限は3年ですので、被害が出た時はすぐに申請することをおすすめします。被害が出てから申請するまでの時間が長ければ長くなるほど、火災保険が下りる可能性は低くなりますので注意しましょう。

日向市の台風対策

台風の被害が多い日向市では、ホームページにおいて以下のような避難情報が発令された場合の行動指針を示しています。(以下「」内は日向市ホームページより抜粋)

「風水害等では、通常は下記の(1)~(3)の順番で発令されます。しかし、大地震発生後や津波警報、大津波警報が発表された場合や土砂災害の危険性が高い場合、高潮警報が発令された場合には、いきなり【警戒レベル4】避難指示(緊急)が発令される場合もあります。避難の情報は、日向市同報系防災行政無線、日向市防災情報メール、消防機関などで広報することとしていますが、テレビやラジオでも放送されますので、ご自分で積極的に情報を入手してください。

(1)【警戒レベル3】避難準備・高齢者等避難開始
人的被害の発生する可能性が高まった状況。
避難するのに時間がかかる高齢者などの避難行動要支援者が、避難をはじめる段階。避難に時間がかかる避難行動要支援者は、決められた避難所に避難する。家族などは、避難行動要支援者の避難をサポート。通常の避難行動ができる人は、家族との連絡、非常時持出品の用意などの避難準備を始める。

(2)【警戒レベル4】避難勧告
人的被害の発生する可能性が明らかに高まった状況。すべての住民が避難を始める段階。すべての住民は、決められた避難所に避難する。

(3)【警戒レベル4】避難指示(緊急)
人的被害の発生する可能性が非常に高いと判断された状態。人的被害が発生した状況。すべての住民が、避難行動を完了する段階。まだ、避難していない住民は、直ちに避難する。避難する余裕がなければ、生命を守る最低限の行動。」

2018年台風24号で大きな被害が出た

日向市では、平成30年9月に日本に上陸した台風24号により、「土砂災害警戒情報」「避難勧告」「避難指示(緊急)」が発令されました。実は2018年は台風21号と台風24号という強い台風が2つも日本に上陸し、台風21方は関西を中心に、台風24号は九州を中心に、全国的に大きな被害をもたらしました。

台風24号は2018年9月21日にマリアナ諸島で発生し、一時的に猛烈な勢力に発達しました。その後、29日に沖縄付近を非常に強い勢力のまま通過し、北東へ進み和歌山県田辺市付近に上陸しました。非常に強い勢力で上陸したのは、同年21号に続いて2個目で、わずか1か月の間に非常に強い勢力の台風が2個上陸したことで、日本列島に大きな爪痕を残しました。その後、24号は近畿から東北を縦断して北海道東部の沖合へと進み、10月1日に温帯低気圧に変わりました。

この台風24号により、沖縄から東北にかけて広い範囲で記録的な暴風となり、日向市も大きな被害を受け、命を守るための発令が出されました。ちなみに、最大瞬間風速は、鹿児島県与論島の56.6メートル、沖縄県南城市の56.2メートル、鹿児島県十島村の54.6メートルなど風速50メートル超えを記録する地域が続出し、特に九州はこの強風の被害を多く受けてしまいました。この強風の猛威は関東にも影響を与え、東京都八王子市で45.6メートルを観測し、首都圏では大規模な停電が発生し、倒木などによる鉄道の運転見合わせが相次ぐなど、日常生活に大きな支障が出ました。

また、九州から関東甲信を中心に台風本体の活発な雨雲がかかったことで、強風だけではなく大雨も降りました。日向市と同じく宮崎県にある高鍋町では1時間降水量の最大値は96.0mとなり猛烈な雨が降り、記録的短時間大雨情報が発表される地域も続出し、多くの被害が出てしまいました。

日向市でサイディングが剥がれた場合は火災保険が適用される?

日向市の住宅において、外壁材にサイディングを採用しているケースは多く見られます。サイディングとは、外壁素材の一種でセメント質と繊維質を主な原料とした外装材です。壁に貼って利用するもので、サイディングボードと呼ばれることもある板状のものです。建物の骨格に合わせてサイディングボードを貼り付けていき、張り付けたサイディングボードをシーリング材でつなぎ強化します。

外壁素材というのは日進月歩で技術革新が進んでいます。どんどん質の良いものへ進化し、ひと昔前は主流だったモルタルがサイディングへと移行しています。モルタルは施工時間も費用もかかり、ひび割れが起こりやすいというデメリットがありました。それらを解決したのがサイディングなのですが、そのサイディングが剥がれるとなると相当な強風の被害を受けたことになり、台風による被害として認定され、火災保険の補償対象となる可能性が高くなります。

ちなみに、サイディングの耐用年数はおよそ7〜8年といわれています。サイディングの特徴として、吸水性があり防水機能は塗膜によって補っていることが挙げられます。そのため、塗膜の劣化を放置してしまうと雨の影響により建物の内部に大きな影響を与えてしまいかねません。サイディングが劣化してくると、シーリングが剥がれてきたり、サイディング自体が反ってきたり、防水塗膜が白い粉になってしまうチョーキングが起きたりします。また、ひび割れや剥がれが起きている時は特に急ぎの対応が必要になります。

サイディングの種類を知る

それでは、サイディングにはどのような種類があるのでしょうか。

●窯業系サイディング
窯業系サイディングは、住宅の外装シェアの実に70%を占めているメイン素材です。機能的に非常にバランスが取れていることから重宝されている素材で、多くの住宅で採用されています。主な原料はセメント質及び繊維質の原料が用いられ、それらを成形して養生・硬化したものを使用します。施工・メンテナンスが容易で工期も短縮できるというメリットもあります。最近は、雨水で汚れが落ちる加工を施したものや、長く再塗装をせずに済むといった製品も販売されています。デザインの種類も豊富なので、イメージに合った外壁を実現できます。

●木質系サイディング
木質系サイディングは、天然木などに塗装を施したものです。表面を炭化処理したものが多いのですが、天然木を使用していることから耐火性や汚れにくさが他の素材よりも劣りますし、定期的なメンテナンスが必須になります。しかしながら、天然素材であることから木目がバラバラでオリジナリティに富んだデザインになりますし、木材ならではの味わいと風合いが加わります。そのため、年月が経てば経つほど木材の色合いの変化を楽しめますし、木質系サイディングは部分的に用いることで建物のアクセントにもなる面白い素材です。

●樹脂系サイディング
樹脂系サイディングはアメリカ生まれの塩化ビニル樹脂製の素材です。特に北海道・東北地方といった寒く雪が降る地域でよく採用され、耐久性・耐塩害性・耐冷害性・耐候性に優れています。樹脂系サイディングならではの特徴といえば、軽量であり運搬・施工が簡単なことが挙げられます。また、樹脂系サイディングは撥水性にも優れていることから雨漏りの心配がほとんどありませんし、錆も発生しません。表面塗装ではなく、顔料が練り込まれているので再塗装が不要というメリットもあります。また、弾力性があり、衝撃に強いことから傷もつきにくいですし、もし破損したとしても、その部分のみの張り替えができます。

●金属系サイディング
金属系サイディングは、成型された金属板と裏打材で構成されています。裏打材には断熱材が用いられ、断熱性・防音性が高くなっています。軽量なので取扱いが簡単で、耐水性や耐久性に優れている素材です。スチール系・アルミ系・ステンレス系の3種類があります。

まずは株式会社ゼンシンダンの無料点検をお申込み下さい

サイディングに被害が出るということは、本当に強烈な強風に見舞われたということです。火災保険を活用するには、株式会社ゼンシンダンのような豊富な実績・ノウハウを持っている企業に依頼するとスムーズに進むでしょう。この企業は火災保険が下りるコツを知り尽くしていますし、高い技術力と豊富な経験を持つ一級建築士が調査を担当するので安心です。依頼者が加入している火災保険を正しく活用するための方法はもちろん、現在の住宅の状況から火災保険を活用できるのかどうかという見極めも行いアドバイスをいたします。

火災保険は、台風が多くなってきた最近の日本の住宅にとって強い味方になってくれるものです。保険金の金額内で修理工事を行えば、自己負担額が0円になるというメリットがあります。日向市でも多くの実績を残している株式会社ゼンシンダンに、無料点検を申し込んでみてはいかがでしょうか。



記事監修者紹介


【一級建築士】登立 健一
株式会社ゼンシンダンのwebサイト監修の他、一般社団法人 全国建物診断サービスの記事も監修。