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お役立ちコラム

どんな症状が出たら修理するべき?軒天の役割や修理方法について

目次(▼タップで項目へジャンプします)

  1. ▼軒天の重要性を知る
  2. ▼軒天の修理方法と費用の目安
  3. ▼軒天の劣化症状
  4. ▼修理前に知っておきたい軒天の種類
  5. ▼信頼できる業者であれば火災保険の活用の可能性も探ってくれる
  6. ▼弊社はコロナウイルス対策を徹底しています

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住宅にはいろいろな部材が使われていますが、定期的なメンテナンスは必須です。しかし、そのメンテナンスがおろそかになりがちなのが軒天(のきてん)です。軒天は外部にさらされているため、自然の影響を直接受け塗膜が劣化しやすい場所なのですが、あまり気にされない場所のようです。そこで今回は、軒天の重要性や修理方法などを紹介していきます。

軒天の重要性を知る

軒天とはどこか
軒天とは、住宅の外壁から外側に伸びている屋根の裏側部分にあたる部分です。破風板や雨樋などと同じく「付帯部分」と呼ばれるものの一部で、外壁や屋根以外の箇所として考えられています。軒天の別名は「軒天ボード」「軒裏」「軒先」「上げ裏」「軒天井」「軒裏天井」などで、どれも同じ意味です。その軒天ですが、以下の3つの重要な役割を持っています。 

外観の美しさを保つ

軒天がないと、下から屋根を覗いたら屋根裏の野地板や垂木が丸見えになってしまいます。そのため、非常に見栄えが悪く、軒天があるおかげで美観が保たれています。

火事の燃え広がりを防ぐ

軒天がないと、火事で窓から火の手が上がったときに屋根裏まで炎が一気に広がってしまうリスクが高くなります。軒天があるおかげで、屋根への燃え広がりが防止できます。

屋根裏の換気ができる

軒天に有孔板を使用したり、換気口を設置したりすることで、屋根裏で発生しやすい内部の結露を防ぐことができます。特に、表面に多数の穴が開いた有孔板を使用すれば、屋根裏に溜まった湿気を外部に排出することができるので、換気という点ではこのタイプをおすすめします。また、防火有孔板という防火の役割も果たすタイプもあり、どのような用途で使用するかによって種類を選んで設置します。

軒天の修理方法と費用の目安

軒天とベランダ
では、具体的に軒天の修理はどのように行えば良いのでしょうか。

重ね張り(カバー工法)

既存の軒天が下地として機能できるほど傷みが少ない場合は、補強を行ってから新しい軒天ボードを重ね張りする「カバー工法」で修理します。この工法は工期が短く、コストパフォーマンスも優れています。

張り替え

既存の軒天が機能しないほど劣化している場合は、既存の軒天を撤去して新しい軒天に張り替えます。この場合、撤去作業と廃材の処分費用が発生するため、カバー工法よりも割高になってしまいます。

軒天にアスベストが含まれている場合の注意点!

軒天にアスベストが含まれている場合は、撤去や処分の費用が高額になることもあります。ちなみに、軒天にアスベストが含まれているかどうかは、行政が無料で相談を行っているので、各自治体の窓口にて必要であれば調査を実施してもらいましょう。

修理を組み合わせることも可能です

また、軒天は結露や雨漏りが集中する一部分だけが著しく劣化が起こることがあり、この場合はカバー工法と張り替えを組み合わせるという修理方法もあります。

塗装

軒天の被害が軽い場合は、塗装によるメンテナンスを行います。軒天が乾燥した状態で洗浄し、下塗りと上塗りの2回塗りで仕上げます。新築時の軒天では、一般的にエマルション塗料(EP塗料)が使用され、最近のリフォームでは非水エマルション塗料(NAD塗料)が使用されています。非水エマルション塗料はエマルション塗料よりも付着性・耐水性が高く、臭いも少ないというメリットがあります。

軒天の色は薄い色がおすすめ

軒天の色は、目立つ色を使うと建物全体が圧迫感のある印象になってしまうので、汚れが目立ちにくいグレーやクリーム色を選ぶことをおすすめします。

軒天修理の種類は以上の3種類が主なものになりますが、費用の相場は以下のようになります。この相場はあくまで相場なので、参考程度として把握しておきましょう。

  • カラー合板の重ね張り…5,000円/平方メートル
  • 塗装品ケイカル板の重ね張り…6,000円/平方メートル
  • ケイカル板の張り替え(既存の軒天の撤去・処分を含む)…8,000円/平方メートル
  • 無塗装ケイカル板の塗装(1回塗り)…5,000円/平方メートル
  • 既存軒天のNAD塗装(2回塗り)…1,300円/平方メートル

軒天と外壁との取り合い部分において、軒天と外壁どちらを先行して施工するかという問題がありますが、今ケースでは外壁を先行して処置を行いましょう。外壁を軒桁近くまでたっぷりと張り、その上に軒天を張る流れが正しいといわれていて、軒天と外壁の取り合い部分から雨水が浸水したとしても、雨漏りが起こるリスクは低いです。
 
しかし、軒天と外壁は軒天ボードを張ると見えなくなってしまうので、資材のコストカットや工程を短くするために軒天を先に仕上げようとする業者が多いようですが、外壁を先行して張り替えることをおすすめします。

軒天の劣化症状

軒天の穴あき
では、軒天にどのような劣化症状が出たらメンテナンスをすれば良いのでしょうか。コストを抑えるためには、なるべく初期段階で塗装のメンテナンスをすることが求められます。以下、主な軒天の劣化症状です。

色褪せ

軒天には直射日光が当たることはありませんが、アスファルトの照り返しなどの影響で色褪せが起きることがあります。色褪せの段階では必ずしも塗装修理を行う必要性はないかもしれませんが、初期の劣化が起こっていることには間違いないので、美観を気にするときはこのタイミングで塗装してしまってもよいでしょう。

チョーキング

外壁と同様に、古くなった塗膜が白い粉末になるチョーキングが出たときは塗装のタイミングです。軒天はなかなか触ることはできないと思うので、覗いてみて白い粉が出ていたら注意しましょう。

塗装の剥がれ

軒天の塗装が剥がれてきている場合は、すぐに塗装を行いましょう。塗装が剥がれているところから、雨水を吸い込むことがあり、腐食の原因になることがあります。また、軒天に化粧板と呼ばれるプリント合板を使用している場合は、シートやプリント部分が剥がれてきたときが修理の目安となります。

カビ・コケ・藻

軒天にカビ・コケ・藻などが発生しているのを見つけたときは、塗膜の防水性の低下によりそれらが発生しているものと思われます。特に、住宅の北側は日当たりが悪いので水切りが悪く湿気がこもりやすくなり、カビ・コケ・藻が発生しやすい環境になるケースが多くなります。

シミ

軒天にシミができていたときは、すぐに専門業者に調査してもらいましょう。シミができている場合は、住宅の内部でもトラブルが起きている可能性が高く、雨水が住宅の内部にまで浸入していることが多いので、雨漏りの根源から修理が必要になります。

破損

軒天自体が剥がれたり欠落したりした場合は、腐食が進んでいる可能性が高いので、このケースもすぐに専門業者に見てもらうようにしましょう。ここまで被害が進んでいるケースでは、屋根の奥まで腐食していることもあり傷んでおり、触っただけで軒天が崩れることもあります。そのまま放置してしまうと、住宅自体の強度の低下につながるため、すぐに修理しましょう。

軒天に劣化症状が出ているとなぜまずい?

軒天で色褪せや汚れが発生すると、非常に目立ちます。また、住宅の外側部分の裏という、雨風や台風の影響を受けやすい場所でもあります。表面に被害が出ると、住宅の美観が大きく損なわれてしまいますし、軒天の経年劣化をそのまま放置して塗膜の劣化が進行すると、素材を守るためのコーティングの役割も果たせなくなり素材を傷めてしまいます。
 
最悪の場合、野地垂木や野地板・破風板など軒天とつながっている部分にまで被害の影響が出ることもあり、大工事に発展してしまうことから、劣化症状を見つけたときはできる限り早く対処するようにしましょう。

修理前に知っておきたい軒天の種類

軒天
軒天には、以下の2種類の素材が使用されています。それぞれの特徴を見てみましょう。

ケイカル板(ケイ酸カルシウム板)

ケイカル板は軒天によく使用される素材で、セメントやセラミックスにメーカー独自の原料を混ぜ込んで製造されることが多いものです。

メリットは?

非常に強い耐火性・耐水性を持っていることから、軒天以外にも台所・洗面所・暖炉などさまざまなところで使用されています。ケイカル板は法定不燃材にも認定されていることから、法律の上では「燃えない材料」とされているので、幅広く活用されているのです。

今はノンアスベストが使われている

ちなみに、現在はノンアスベストの原料を使用して製造されていますが、かつては石綿(アスベスト)が使用されていました。石綿の繊維は極めて細く飛散しやすいので、建築工事において保温断熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、人体への影響が大きいということもあり、1975年(昭和50年)に使用を原則的に禁止されました。
 
その後、スレート材やブレーキパッド、防音材・断熱材・保温材などで石綿は使用されましたが、現在は原則として製造自体が禁止されています。

アスベストには健康被害を引き起こす可能性も

石綿は、飛び散ること・吸い込むことが問題となることから、労働安全衛生法や大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などで規制されています。このアスベストが原因で、肺線維症(じん肺)や悪性中皮腫を引き起こす可能性があると、世界保健機関(WHO)が報告しているレベルです。

合板

古くから住宅の軒天に使用されていたのが合板です。この合板の中には、化粧板と呼ばれる木目のシートを上から被せることで、デザイン性の高い合板も製造されています。

主なメリットとデメリットは?

しかし、うすい木の板を重ね合わせているだけなので、非常に軽いというメリットがある一方で、耐久性は高くないというデメリットがあります。
 
以前は、軒天に耐久性・耐水性がそこまで求められていなかったことから軒天に使用されていましたが、今は軒天の耐久性・耐火性を重要視するようになったため、ケイカル板を使用することが多くなっています。ちなみに、経年劣化で合板の接着力がなくなり剥がれてしまうことがあり、こうなると美観が非常に悪くなってしまいます。

信頼できる業者であれば火災保険の活用の可能性も探ってくれる

軒天
実は軒天の修理を無料で行う方法があります。それが火災保険を活用するというものです。火災保険は「住まいの総合保険」とも呼ばれる損害保険で、火事や自然災害など偶発的・突発的な被害を補償してくれるものです。つまり、経年劣化ではなく、大雨や台風などによって軒天に被害が出たときは、火災保険を活用できるというわけです。

地震保険でおりる事例もあります

地震によって軒天のひび割れが起こり、地震保険がおりた事例がございます。地震保険については以下の記事をご覧ください。

悪徳業者も残念ながら存在する

その火災保険においては、悪徳業者の存在がインターネットでもよく書かれています。残念ながら、建築業・修理業において少なからず悪徳業者がいるのは事実で、特に訪問営業をしてくる業者はほぼ悪徳業者と考えて良いでしょう。

優良業者を探し出すには?

それではどのように優良業者を探し出せば良いのでしょうか。それは、ゼンシンダンのような、火災保険の活用で豊富な実績を持っている業者に依頼することです。全国各地に1450もの提携店を持ち、11万件以上の調査を行ってきていますので、さまざまなタイプの修理の対応が可能です。また、火災保険の申請について確度が上がるようなアドバイスを行っています。火災保険の場合は、見積書と被害状況の写真の出来が、保険金の支払いに大きな影響を当たるので、これらのポイントを押さえておくことが大切です。
 
ちなみに火災保険は、すでに工事をしたあとであっても申請することが可能です。くわしくはご相談ください。

その一方で過激な広告フレーズを打ち出している業者も多く、結果的にトラブルになっているケースもあるようです。火災保険は基本的に「申請主義」に基づいているので、契約者が申請することになっていますが、最近は火災保険の申請代行会社というものが現れ、そこでトラブルが起こるケースも増えています。

軒天の修理は重要です

やはり、軒天などの工事において大切なことは、また被害を受けないような安心できる屋根の修理を行うことです。そのためには、しっかりとした仕事をしてくれる屋根の修理業者探しから始めることをおすすめします。
 
上述の通り、軒天は住宅の重要な役割を担っている部分ですので、被害を放置してしまうと大変なことになります。さらに外から見えてしまうので、劣化を防止して美観を保つためにもメンテナンスが重要です。軒天の修理のDIYも不可能ではないですが、高所作業が発生するので非常に危険です。
 
その点を考慮すると、経験が豊富で技術力を持った専門業者に任せてしっかりと修理してもらうのが、将来的にも良い方向に向かいます。
 
調査の段階で火災保険が活用できそうであれば、工事が無料になる可能性もあるので、まずは私たちゼンシンダンに相談してみてはいかがでしょうか。

弊社はコロナウイルス対策を徹底しています

2021年5月現在、コロナウイルスの新規感染者が増えてきています。弊社社員、業者に関しましても、ウイルス感染防止を徹底しております。オンラインにも柔軟に対応していますので、安心してご相談ください。



記事監修者紹介


【一級建築士】登立 健一
株式会社ゼンシンダンのwebサイト監修の他、一般社団法人 全国建物診断サービスの記事も監修。