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カーポートを修繕した事例

門扉の修理方法が知りたい!DIYでもできる?火災保険も使えるのか

目次(▼タップで項目へジャンプします)

  1. ▼門扉とは何か
  2. ▼門扉の機能性と種類
  3. ▼門扉の修理方法と費用の相場
  4. ▼火災保険ってどんな保険?
  5. ▼門扉の修理やリフォームを火災保険で賄うことが可能
  6. ▼門扉で火災保険が適用されないケース
  7. ▼実際に工事をした事例をご紹介します
  8. ▼門扉に被害がある場合はゼンシンダンまでご連絡を

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門扉とは、道路と住宅との境界線にある門の扉のことで、住宅を印象付けるものです。別名を「住まいの顔」ともいい、防犯上も大切な存在です。
 
その門扉が壊れたときには、どのように対応すればよいのでしょうか。また、火災保険が適用できる可能性があります。

門扉とは何か

門扉
住宅というのは新築時をピークにして、少しずつ劣化していってしまうものです。そこで、特に外観においては定期的なメンテナンスをすることでその劣化スピードを遅くして、美観を保つことが必要になります。
 
その中でも門扉は、直射日光を浴び雨によく打たれる割には、メンテナンスは屋根や外壁と比較すると少なくて済みます。
 
というのも、門扉はもともと、自然にさらされることを見込んで機能性の高い素材を使用して製造されているからです。

門扉の機能性と種類

門扉に使用される素材には、耐久性に優れた軽量のアルミニウム系のものがあります。また、鉄製の門扉もあります。
 
この鉄製は、特に輸入住宅で多く採用されていて、その光沢感や重厚感が人気となっています。このほか、木製の素材も使用されます。木製は和風なイメージになるので、日本でも古くから多く採用されている素材です。ただし、最近はアルミ・鉄製の門扉が多くなってきていますが、これは機能性の部分で優れているからです。

  • 室内から施錠や解錠ができ電気錠を備えたものがある
  • 外から解錠できるスイッチを備えたものがある
  • ドアホンや照明などを門柱に組み込んだセット式のものがある

これらはアルミ製・鉄製の門扉で可能です。また最近はIoT(Internet of Things)というモノとモノをITでつなぐ技術により、門扉の機能も変化してきました。以下、門扉の種類を紹介していきます。

両開き門扉

左右に扉があり、手前もしくは奥に開くタイプです。通常は片方の門扉が固定されていますが、このタイプは両方の扉が移動します。ゆとりのある玄関に使用されることが多いタイプです。

片開き門扉

片方にのみ開閉するタイプで、門自体は1枚しかありません。

親子門扉

両開き門扉の中でも、片方を開けて通りやすくするために片方の扉が他方より大きいタイプです。門扉の大きさが左右で異なるため、アシンメトリーのデザイン性が独特の雰囲気を生み出します。

折り戸

開口部が広く、敷地の内側と側方にスペースがない場合に使用されるタイプです。

アコーディオン門扉

折り戸と似ていますが、ガレージの入口に設置する伸縮式のタイプです。洋風な建物に採用されることが多くなっています。

跳ね上げ門扉

カーポート用の門扉で、全面パネルが上昇するタイプです。最近ではよく見かけますが、電動式と手動式があります。豪雪地帯に設置する場合は、電動式が良いでしょう。

門扉の修理方法と費用の相場

門扉
門扉は屋外にあるものなので、丈夫な素材でできていてもそれなりに被害を受けてしまいます。具体的には以下のような被害が出る可能性があり、修理が必要になります。

塗装のはがれ

門扉によく使用されるのはアルミ製・ステンレス製・鉄製の素材ですが、日光による劣化や、物がこすれて塗装がはがれることがあります。この塗装のはがれを放置しておくと、美観的にも良くありませんし、劣化がどんどん進んでしまいます。
 
そのため、早い段階で塗装のメンテナンスをしておきましょう。門扉の塗装のはがれは、耐久性の高い塗料で再塗装することをおすすめします。費用の目安としては扉1枚当たり7,000~15,000円ほどです。
 
塗料をホームセンターなどで購入してDIYで塗装することもできますが、門扉には細かい部分が多いので塗りムラがあると目立ちますので、できれば専門業者に任せましょう。

ハンドルの不具合

住宅へ出入りするたびにハンドルを使用することになりますので、動きが悪くなったり、レバーが元に戻らなくなったりといった不具合が出ることがあります。

不具合の原因で考えられるもの

この不具合の原因は、ハンドルを取り付けているビスの緩みや、ハンドル内部のサビ、ハンドル部分の割れなどが考えられます。
 
サビや割れなどの破損がない場合は、まずはドライバーでビスを締め直してみてください。このビスの調節で不具合が改善すれば、単にビスが緩んでいただけということになります。また、ビスの締め直しで改善しない場合は、門扉のハンドル部分だけを交換することになります。
 
鍵無しハンドルの本体価格は6,000円ほどで、鍵付きハンドルの本体価格は1万円ほどです。現状のハンドルを取り外し新しいハンドルをビスで固定するだけなので、DIYで取り付けても良いでしょう。門扉のハンドルの交換を専門業者に依頼すると、工事費用として本体価格以外に7,000円ほどかかりますので、一緒にほかの不具合もチェックしてもらい修理してもらうのが良いでしょう。

鍵の不具合

鍵が不具合を起こすことがあります。例えば、鍵穴に鍵が入らない、鍵は入るが回らない、鍵穴に何かが詰まってしまった、などです。

まずはエアダスターを使ってみる

鍵の不具合はほこりやゴミの付着が原因であることが多いので、まずはエアダスターで鍵穴の中のほこりやゴミを吹き飛ばしてみましょう。エアダスターは500円ほどで購入できます。このエアダスターで改善されない場合は、サビや腐食が考えられます。

潤滑油を差す

サビや腐食が考えられる場合、潤滑油を差して改善するかどうかを確認します。差すことでスムーズに使えるようになることもあります。潤滑油は1000円ほどです。これでも改善しない場合は、サビや腐食が進行していることが考えられます。

鍵の交換をする

潤滑油でも改善できなかった場合、鍵の交換をすることになります。ハンドルごと交換しますので、1万円ほどかかります。業者に交換を依頼した場合は、ハンドル代込みで1万8000円ほどで修理をしてもらえます。

門扉のがたつき

門扉にがたつきが発生し、開けにくい・閉まりにくいといった不具合が起こっている場合は、蝶番の緩みや破損が原因と考えられます。ドライバーで蝶番のビスを締め直すことで改善することが多いのですが、改善しない場合は蝶番自体が劣化している可能性が高いでしょう。

蝶番

劣化している場合、蝶番の交換をします。蝶番は3000円ほどで購入できますので、DIYでも直すことができます。蝶番の交換を業者に依頼した場合は、部品代込みで1万円ほどでしょう。

DIYで交換する場合は複数人で作業しましょう

DIYで交換する場合の注意点としては、蝶番を外したときに門扉を支えておくことが必要になることです。門扉はかなりの重さがあるので、必ず複数人で作業をしましょう。
 
また、上下の蝶番の取り付け位置やビスの締め具合によっては、扉がずれてしまうことがあるので、水平器を使って設置しましょう。

火災保険ってどんな保険?

火災や自然災害による被害が出たときには火災保険を、地震・噴火・津波による被害が出たときには地震保険を活用して修理ができることはご存じでしょうか。特に火災保険は「住まいの総合保険」と呼ばれるほど、補償内容が充実している損害保険ですので活用しないと損でもあるのです。
 
火災保険は、火災による被害や自然災害による被害を補償する保険です。現在の流れでは、持ち家であっても賃貸であっても火災保険に加入するのが一般的です。
 
特に新築住宅を購入した際に住宅ローンを組んだ場合は、火災保険への加入は必須となっていますし、賃貸物件を借りるときにもオーナーや第三者への補償、自分の持ち物(「家財」と呼ばれます)の補償のために、火災保険へ加入が義務付けられている場合がほとんどです。
 
この火災保険は、事実上唯一のもらい火に対抗できる保険です。第三者が火災を起こして延焼被害にあった場合には、第三者が損害賠償をしてくれるのが当然と思うかもしれませんが、実は「失火責任法」という法律により、第三者が起こした火事の原因が「重過失」に認定されない場合は、自分自身で被害の補償をしなければならなくなります。この補償ができるのは、火災保険しかないのが実情です。
 
一方、地震保険は火災保険では補償対象になっていない、地震・噴火・津波による被害を補償するものです。ちなみに、地震が原因の火事は、火災保険ではなく地震保険による保障になるので注意が必要です。この地震保険の加入は任意で、火災保険とセットで加入することになりますので、単独で加入することはできません。

門扉の修理やリフォームを火災保険で賄うことが可能

火災保険の補償対象は、住宅のそのものと付帯する一度設置すると動かせないものの総称である「建物」と、その「建物」の中に収容される家電・家具・衣服などの「家財」があります。それぞれ単独で補償の対象にすることもできますし、両方同時に補償の対象にすることもできます。
 
門扉は一度設置すると簡単には動かせないので「建物」として扱われるため、火災保険の対象に「建物」が含まれている場合は、補償の対象になります。地震保険はセットで加入する火災保険の補償の対象に準じます。
ちなみに、物置や車庫なども「建物」として扱われますが、延床面積の制限がある場合もありますので注意しましょう。

番外編:インターホンが故障した

門扉にはインターホンがついているものもあります。このインターホンが被害を受けた場合は火災保険を活用できるのでしょうか。インターホンは家電なのですが門扉の一部として判断されるので「建物」の一部として扱われます。
 
つまり、加入している火災保険の補償の対象に「建物」が含まれている場合、火災保険や地震保険の補償内容として認められる被害が出た場合は補償されます。
 

例えば、落雷による過電流でインターホンが壊れたとしましょう。この場合、火災保険の補償となるので修理費用を保険金で賄えます。ただし「建物」の設備の一部として認められるインターホンは壁にボルトなどでがっちり固定されているものですので、簡易的な取り外しが容易なインターホンは補償対象にならない場合があるので注意が必要です。

 
また、火災保険はカスタマイズがしやすい保険ですので、ひょっとしたら保険料を節約するために重要な補償が外れているかもしれません。今一度、火災保険の補償内容を確認して、補償が足りないときには追加で契約することも検討しましょう。

門扉で火災保険が適用されないケース

火災保険は幅広い被害を補償してくれるものですが、補償対象外のものもあります。
 
まず、経年劣化によって発生した被害は補償の対象外です。火災保険は偶発的・突発的に起こった被害を補償するものなので、経年劣化のような被害が出ることがあらかじめ想定されているものは補償の対象外となりますので、定期的なメンテナンスで長持ちさせるようにしましょう。
 
また、契約者ほかその同居親族などが故意もしくは重大な過失または法令違反によって被害を生じさせた場合も、火災保険の補償の対象外となります。例えば、火災保険金が欲しいがために放火した場合などがこれにあたります。
 
最後に、免責金額にも注意が必要です。例えば、免責金額が10万円に設定されている場合、発生した被害の修理費用の総額が10万円以下の場合は火災保険金を受け取ることはできません。

実際に工事をした事例をご紹介します

外壁のひび割れがあり、台風によってカーポートや門扉、カーゲートの破損がありました。
カーポート門扉被害
全部で2,152,894円の保険金がおり、その保険金で修理を行いました。見積もり金額よりも多くの保険金がおりたため、残りはお客様の手元に残り、非常に喜んでいただけました。
保険金証明書

カーポート門扉修理後

カーポート門扉修理後

門扉に被害がある場合はゼンシンダンまでご連絡を

このように、火災保険を活用する場合は、一人で申請を行うのは可能なのですが、面倒なものです。しかも、火災保険を活用した工事に慣れていない業者ですと、申請もスムーズにいかず、最悪の場合、保険金がおりないことも考えられます。
 
そこでおすすめなのが、火災保険を活用した修理で豊富な実績を持っている専門業者に依頼することです。例えば、2005年から火災保険を活用した工事をスタートし、すでに11万件を超える調査実績を誇るゼンシンダンは、調査段階で住宅全体をチェックし、見積から申請・立会までしっかりとサポートします。全国各地に1450もの加盟店を持っていますので、今回の門扉を含め、建物が被害を受けたときはお気軽にご相談ください。



記事監修者紹介


【一級建築士】登立 健一
株式会社ゼンシンダンのwebサイト監修の他、一般社団法人 全国建物診断サービスの記事も監修。