全国対応可能(一部離島を除く)

03-6381-5281

受付時間:9時~18時 定休日:土・日・祝日

お役立ちコラム

【修理】被害をうけた屋根・建物の対処方法を紹介

この記事では、春一番や強風の被害による、建物や屋根が損壊してしまった際の対処法や被害事例も紹介しています。

目次(▼タップで項目へジャンプします)

  1. ▼春一番(強風)で起こりやすい建物や屋根の被害事例
  2. ▼春一番(強風)で屋根や建物が被害に遭った時にまず行う事
  3. ▼春一番(強風)の被害を最小限にとどめるために、ご家庭でできる風災対策をご紹介
  4. ▼屋根のリフォームで出る自治体の補助金は補償になり得るか?
  5. ▼火災保険~対象別の補償や判定基準、補償を受けられない場合

 

春一番(強風)で起こりやすい建物や屋根の被害事例

屋根
春一番を始め風害により被害を受けやすい箇所は屋根です。屋根や屋根材の飛散や破損、雨どいやTVアンテナなどが壊れるなどの被害が発生します。

屋根が損壊する事で雨漏りが発生するケースもあり、春一番に飛ばされた物により建物や家財などが被害を受けることもあります。

春一番(強風)による被害の具体例は以下の事例があげられます。

●屋根や屋根材の破損
●雨どいが外れる
●雨どいが壊れる
●TVアンテナや太陽光パネルの破損・落下
●屋根にヒビが入り、雨漏りが発生
●屋根瓦が飛ばされて、近隣の建物を破損する二次被害
●自転車が飛んできて家屋にぶつかる

 

屋根や雨どいの破損に加え、太陽光パネルやTVアンテナなど屋根の付属物も被害を受ける可能性があります。

自宅には被害がなくても屋根瓦や鉢植えなどが飛ばされて近隣の住宅に被害を及ぼしてしまうケースも考えられます。
 

春一番(強風)で屋根や建物が被害に遭った時にまず行う事

春一番(強風)で屋根や家屋に被害があった時は、119番で消防署に連絡したほうが良いケースも存在します。

被害事例

●屋根の瓦が崩れかかっている
●窓ガラスが割れている・ヒビが入っている
●庭木がぐらついている

 

上記のような緊急の際は、自分で屋根に上がったり修理したりしようとすると怪我をしてしまう恐れがあります。消防署へ連絡することを選択肢に入れておきましょう。
 

春一番(強風)の被害を最小限にとどめるために、ご家庭でできる風災対策をご紹介

対策
対策事例を紹介

●窓や雨戸はしっかりと鍵をかけておく。必要に応じて補強しておく
●鉢植えやゴミ箱など風で飛ばされそうなものは家の中にしまっておく
●雨どいやTVアンテナや太陽光パネル等は普段から接合部のねじがゆるんでいないか、部品が摩耗していないか等を点検しておく
●側溝や排水溝は掃除をしておき、水はけを良くしておく
●窓からの飛来物に備え、飛散防止フィルムを窓ガラスに貼っておきカーテンをおろしておく
●万が一の時のために非常用品を備えておく

 

上記の方法は気象庁でも推奨しており、加えてテレビやラジオなど気象情報に注意しておくことを勧めています。

更に日本気象協会ではハザードマップ(https://disaportal.gsi.go.jp/)を市役所や区役所などで入手しておくことで、家族とあらかじめ緊急の連絡方法を相談しておくこともお知らせしています。
 

そして春一番や台風が接近しそうな際は、強風に巻き込まれないように外出を控えましょう。

屋外での作業は突風にあおられる危険性があり、海岸での見回りは高潮の恐れがあります。危険な場所には近づかないよう心がけましょう。
 

屋根のリフォームで出る自治体の補助金は補償になり得るか?

春一番で被害を受ける事の多い屋根ですが、場合によっては自治体から補助金や助成金が出るケースがあります。

修理に加え一定の条件を満たす事で補助金を受け取る事が可能です。

自治体により条件は異なりますが、断熱材を充てんする断熱工事、太陽光パネルやLED照明の設置、耐震補強工事、アスベスト対策などが多いです。

しかし自治体によっては条件が非常に細かかったり、審査に時間がかかることもあります。申請書類も多く、被災後の忙しい時期にリフォームの工事や書類の作成を行う事は難しいです。

やはり自治体の補助金・助成金は本来の目的であるリフォーム時に申請する事がベストです。被災時には火災保険で補償してもらいましょう。
 

火災保険~対象別の補償や判定基準、補償を受けられない場合

保険
春一番(強風)は火災保険の「風災」にあたります。

まずは現在加入している火災保険の補償内容を確認してみましょう。「風災」が補償の対象に入っていたら春一番(強風)による被害は、火災保険の適用範囲となります。
 

火災保険の対象は「建物」と「家財」、「建物と家財両方」に分かれています。

建物は家屋や門、塀、車庫などを指し、家財は衣類や家具、家電製品などが対象です。太陽光パネルは屋根と一体の場合は「建物」に含まれ、架台型は「家財」の扱いになります。

太陽光パネルは高額なものが多いので、タイプに応じて火災保険の補償を付けておきましょう。

春一番を始めとした強風被害に備え火災保険に風災補償を付け、対象は「建物と家財」にしておく事と安心でしょう。
 

火災保険の「風災」として認定される基準は「最大瞬間風速」

基準の中で重要となるのは「最大瞬間風速」です。

風速に関しては「瞬間風速」「平均風速」「最大風速」と様々な種類がありますが、風は常に一定の強さで吹いているわけではなく絶えず速度にばらつきがあります。

10分ごとの平均の風速を「平均風速」
瞬間(3秒)ごとの風を「瞬間風速」
平均風速の最大値を「最大風速」

と呼ばれており、瞬間風速は平均風速の1.5倍~3倍になると言われています。

「最大瞬間風速」は瞬間風速の最大値です。最大瞬間風速が20m/秒を超えると一般的には風災として認定されます。

わずか3秒間、最大瞬間風速が20m/秒を超えれば風災として認定される可能性が高くなるのです。風害が起きた日時を覚えておくか記録に残しておくのが一番ですが、災害にあった時は慌ただしく忘れてしまう事もあるでしょう。

そんな時は気象庁のホームページで過去の気象状況を確認する事が出来ます。
https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php
風速以外にも気温や降水量を調べる事も出来ます。
 

どうしてもご自身で日時の特定が困難な方や風災として判定されるかが分からない場合は、弊社、株式会社ゼンシンダンや全国建物診断サービスでプロの力を借りましょう。
 

火災保険の補償が受けられない時

窓のすき間や通風口などからの吹き込みや雨漏りは火災保険の補償対象外です。建物や家財の経年劣化による損害も保険の適用外となりますのでご注意ください。

屋根の被害は経年劣化と思って見過ごされるパターンが多いですが、実は風災が原因だったというケースが非常に多いです。

特に雨漏りがあった場合は風害が疑われますので、火災保険の補償範囲内で修理ができる可能性があります。

屋根の損壊は素人には判別が難しいので、火災保険認定調査士の資格を持つプロに診断してもらいましょう。

株式会社ゼンシンダンや全国建物診断サービスにお気軽にご相談ください。

今なら問い合わせの申込で、5000円キャッシュバックキャンペーン中!
お申込み、お待ちしております!



記事監修者紹介


【一級建築士】登立 健一
株式会社ゼンシンダンのwebサイト監修の他、一般社団法人 全国建物診断サービスの記事も監修。