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お役立ちコラム

火災保険金の決定の鍵を握る鑑定人とは何者?

火災保険を申請した時に、被害を受けた住宅の調査のために「損害保険登録鑑定人」と呼ばれる専門家が保険会社から派遣されてくることがあります。この損害保険登録鑑定人は、不動産の保険価額の算出や損害額の鑑定、事故の原因・状況調査などを行い、保険会社が保険金を決める際の参考になる資料の作成・報告を行っています。この存在こそが火災保険金の決定に大きな影響を及ぼすのですが、この資格は具体的にどのようなものなのかを見ていきましょう。

 

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損害保険登録鑑定人資格とは?

損害保険登録鑑定人は「損害額・保険価額算定のプロフェッショナル」のことで、職務としては公平公正な鑑定を行うことが求められています。「鑑定」という言葉から堅いイメージがありますが、古美術商などの「鑑定」と意味合い的には近いものです。古美術商の鑑定は美術品の真贋や価値を鑑定するもので、損害保険登録鑑定人は損害保険の保険価額の算定を鑑定するので、ともに価値の鑑定という意味では同様の仕事といえます。また、鑑定した結果を報告するだけでなく、保険金が適正かつスピーディに依頼者に支払われるような業務も行っています。

 

火災保険における損害保険登録鑑定人は、被害を受けた住宅のある場所に直接赴いて調査を行います。火災保険だけでなく地震保険の申請を受けた時も鑑定人の出番がありますが、阪神淡路大震災や東日本大震災のような巨大地震の後は、長期に渡り多くの損害保険登録鑑定人が現地調査を行い、保険金の支払いの支援を行いました。

 

損害保険登録鑑定人の資格の種類

損害保険登録鑑定人には3段階の資格認定があり、それぞれの受験資格や試験科目・合格率などに違いがあります。

●損害保険登録鑑定人3級
受験資格は特にありませんが、以下に該当する場合は受験できません。
・暴力団員(暴力団員ではなくなった日から5年を経過しない者を含む。)、暴力団準構成員、暴力団関係企業その他の反社会的勢力(以下「反社会的勢力」という。)に該当する
・反社会的勢力に対して資金等を提供し、または便宜を供与するなどの関与をしている
・反社会的勢力を不当に利用している
・反社会的勢力と社会的に非難されるべき関係を有している
・自らまたは第三者を利用して、暴力、脅迫、威力または詐欺的言動その他違法ないし不当な言動を行っている
試験科目は「保険・一般常識」・「電気・機械」・「建築」の3科目で、一級建築士または二級建築士の資格を持っている人は「建築」の試験が免除になります。合格基準は各科目ともに100点を満点中60点以上となっています。

●損害保険登録鑑定人2級
受験資格は、損害保険登録鑑定人3級に登録されていることが条件となります。試験科目は「電気」(第一・二・三種電気主任技術者は免除)・「機械」・「簿記会計」(公認会計士・税理士及び日商簿記検定1級資格者は免除)・「保険・一般常識」「建築」(一級建築士または二級建築士は免除)の5科目となります。合格基準は各試験科目ともに100点中70点以上となり、損害保険登録鑑定人3級と比較すると難易度が上がります。

●損害保険登録鑑定人1級
受験資格は、損害保険登録鑑定人2級に登録されている者ことが条件となります。試験科目は「電気」(第一種電気主任技術者は免除)・「機械」・「簿記会計」(公認会計士・税理士及び日商簿記検定1級資格者は免除)・「保険・一般常識」・「建築」(一級建築士は免除)「研究レポート」の6科目となっています。合格基準は各試験科目ともに100点中70点以上です。

ちなみに、日本損害保険協会のQ&Aによると「1級は5~10%、2級は10~20%、3級は20~30%を合格率の目安」としているとのことですので、かなり難易度の高い資格となっています。また、級に関わらず損害保険登録鑑定人の試験に合格した時には、以下の公的資格を所有している場合は「専門鑑定人A」「専門鑑定人B」として登録できます。

●専門鑑定人Aとして登録できる公的資格
建築積算士/一級建築士
1級土木施工管理技士/1級建築施工管理技士/1級管工事施工管理技士
第一種電気主任技術者/公認会計士
税理士/不動産鑑定士/技術士/建築設備士

●専門鑑定人Bとして登録できる公的資格
二級建築士/2級土木施工管理技士/2級管工事施工管理技士
特級ボイラー技士/一級ボイラー技士
第二種電気主任技術者/2級建築施工管理技士
第三種電気主任技術者/第一種電気工事士
木造建築士/会計士補/不動産鑑定士補/技術士補

 

損害保険登録鑑定人の役割

損害保険登録鑑定人の役割を改めて確認しておくと、まずは支払保険金を適正に算定することが求められます。火事や自然災害など火災保険の補償対象となるような被害が住宅に出た後に、保険会社の要請を受けて調査・鑑定を行い、損害額の算定を適正に行う「損害鑑定」がメインの業務となります。次に、適正な保険価額を算定する「評価鑑定」も重要な業務となります。保険会社と火災保険の契約を結ぶ時に、事前に保険対象物の鑑定を行い適正な保険価額・保険金額を算定するという業務も、損害保険登録鑑定人の業務の一つです。

 

最後に、精神性の部分ではありますが、中立・公平・公正性な立場を忘れずに業務を行うことが求められます。損害保険登録鑑定人は保険会社の要請で鑑定を行いますし、保険会社と同族グループの場合も多いのですが、第三者機関としての考え方が求められます。常に中立・公平の立場を貫き、対象物そのものの価値を算定することで、保険会社・依頼人の両方にとって不利にならないような鑑定をしなければいけません。

 

鑑定人として仕事をするために必要な資質

このように難易度の高い試験を突破して損害保険登録鑑定人になるわけですが、どのような資質のあることが求められるのでしょうか。

まずは、保険約款への深い理解です。当たり前のことですが、鑑定で一番大切なことは契約されている保険に合わせて適正な保険金を算出することです。しかし、保険会社によって保険の種類はたくさんありますので、それぞれの保険の特徴を把握して算出しなければ、正しい金額を割り出せません。つまり、それぞれの契約の約款を深く理解した上で鑑定に臨む必要があります。

 

続いて、損害保険登録鑑定人が行う現場調査についてです。鑑定の現場では、図面作成・寸法・数量の記録が必要ですが、事務所に戻ってからすぐにそれらの記録をベースにして損害額の計算をすることになるので、図面を正確に書き取る能力が必要になります。さらに、詳細な情報を記録しながら、被害を復旧するためにはどのような材料がどれくらい必要でどれくらいの金額がかかるのかを瞬時に判断することになります。先述の通り、その判断が保険約款にも適合しているかどうかも重要なポイントになります。

 

また、損害保険登録鑑定人の仕事は鑑定するだけではなく、保険会社の担当者や住宅に大きな損害を受けてしまった依頼者との交渉・コミュニケーション能力も必要になります。場合によっては、修理を担当する専門業者などと接することもあるので、さまざまな立場の人とコミュニケーションをとって円滑にスケジュールを進行させなければいけません。

 

そして、この仕事をする上では、依頼者に関する多くの個人情報や秘密を知ることになります。損害の鑑定は被害後の現場で行いますので、依頼者のプライバシーを知るような場面も出てくるでしょう。また、大きな事故による被害の場合は、警察や消防の調査が優先されることもあり、漏洩厳禁の秘密をたくさん知ることになります。一方、火災保険の契約を結ぶ際の評価鑑定においては、最新鋭の工場設備・システムなど「部外秘」の場所を調査することもあるでしょう。そのため、秘密を厳守することも損害保険登録鑑定人には求められます。

 

知力だけでなく体力も必要な仕事

損害保険登録鑑定人には知力・精神力だけでなく体力も必要です。というのも鑑定はそれなりの時間をかけて行うものですし、大きな被害が出た被災地での活動では、足場の悪い中を動き回ることになりますので相当な体力を消耗します。また、高層マンションで調査を行う時には、非常階段で高層階まで上がることもあります。このような場面でも、問題なく鑑定ができる体力をつけておかなければなりません。

 

このように、損害保険登録鑑定人の仕事は知力を使うことはもちろん、体力を使うものもたくさんあります。現場では精力的に動き回り正確な鑑定を行い、事務所では緻密な計算をして、保険会社に報告する…このようなバランスをうまく調整しながら業務を進められる素養が必要な仕事といえます。

 

火災保険会社と鑑定会社との繋がりはどうなっているのか

損害保険登録鑑定人は「保険会社から」火災保険の申請のあった住宅に派遣される役割の職種です。被災状況や損害額を公平な目で調査し、保険会社にレポートを提出することが職務ですので、その鑑定結果が保険会社の支払う保険金に直結してきます。(ちなみに「被害総額が少ない場合」や「明らかに被害を受けたことがわかっている場合」は損害保険登録鑑定人の派遣をすることなく保険金の支払いに進むこともあります)

 

これは火災保険ではなく地震保険のケースですが、東日本大震災が起こった際には被害が甚大だった地区においては損害保険登録鑑定人の鑑をせずに「全損」(地震保険が100%支払われるレベルの被害があったと認定されるケース)扱いになり、保険金の支払のステップに進んでいます。

 

火災保険を申請してから保険金の支払いまで、損害保険登録鑑定人が入らない場合で保険会社に連絡してから約1か月以内で保険金が支払われることが一般的なようです。損害保険登録鑑定人による鑑定が入る場合は、2か月程度まではかかるものと考えておきましょう。

 

保険会社の天下り先が鑑定会社?

先程少し触れましたが、損害保険登録鑑定人が所属する鑑定会社は、保険会社の子会社であることも多いのが現状です。つまり、表向きは第三者のように装っているにも関わらず、裏でつながっているというケースはすくなくありません。そのため、保険会社は事前に損害保険登録鑑定人に不払いの方向に持っていくように、報酬付きでお願いすることもよくあるようです。このような不正な取引は何十年間も続いていたために、何十万件という火災保険の不払いが起こってしたころが表沙汰になったこともあります。これでは依頼者の味方になるべき火災保険の意味がありませんし、公平性も保たれません。

 

そのため、現在も火災保険においてはトラブルが生じやすいともいわれています。火災保険を含む損害保険の支払いでトラブルが生じた時には、そんぽADRセンターという機関に設置するのが一般的で、このセンターでは専門の相談員が損害保険に関するトラブル処理の一次受付を行っています。また、保険業法に定められた指定紛争解決機関(金融ADR機関)として、損害保険会社とのトラブルが解決しない時には紛争解決の支援・和解案の提示なども行う機関となっています。

 

このそんぽADRセンターは、金融庁からの指定を受けた中立・公正なADR機関ではあるのですが、損保協会という損害保険会社とつながりのある協会が運営していることから、あまり頼りにならないといった話も聞かれます。そこで、あまりにも火災保険の査定額が低く不満がある時は、第三者機関に調停を依頼するという方法を採る依頼者もいます。依頼者と保険鑑定士のどちらの意見が正しく整合性のあるものなのか、第三者の目で判断してもらい、真っ当な査定額を出してもらうというものです。しかしながら、この第三者機関が保険会社の子会社になっているケースもあるなど、全く意味がない場合もあるようです。

 

過去に発覚した火災保険の不払い問題は、保険会社が保険金を支払わないためにさまざまな機関を巻き込んで行われてきました。つまり、組織的にその不払いを行ってきた保険会社も少なくないことから、その組織力に対抗する必要もあります。そのひとつの方法としておすすめしたいのが、火災保険を活用した工事に慣れている専門業者である全国建物診断サービスとその団体より100%出資で運営されているに申請の代行をお願いするというものです。

 

全国建物診断サービスとその団体より100%出資で運営されている株式会社ゼンシンダンは、全国に400もの加盟店を持ち、保険会社以上に火災保険を知り尽くしているので、火災保険で最大の保険金を勝ち取る方法を熟知しています。火災保険を申請する際に確実に保険金を得るためにも、全国建物診断サービスを頼ってみてはいかがでしょうか。

火災保険認定調査士とは

これまでは損害保険の鑑定人について紹介してきましたが、最後に全国建物診断サービスで認定している資格について紹介します。

●火災保険認定調査士2級
一般社団法人全国建物診断サービスの準会員
…保険申請を伴う現地調査を100件以上行い、且つ、社団の規定した講習を修了した者。

●火災保険認定調査士1級
一般社団法人全国建物診断サービスの正会員
…保険申請を伴う現地調査を200件以上行い、且つ、社団の規定した講習を修了した者及び、一級/二級建築士の資格取得者。

 

上記のようになっています。保険申請になれた業者に建物診断と申請を依頼ができるシステムになっています。