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雨漏りがしない屋根?切妻屋根の特徴を解説

現在は太陽光発電を採用している住宅も増えてきました。そのため、新築住宅の屋根では、ソーラーパネルを多く設置できる「片流れ屋根」や「招き屋根」という形状も増えてきていますが、今なお新築住宅の4割以上は「切妻屋根」を採用しています。切妻屋根は、一般的に「三角屋根」と呼ばれているもので、本を伏せたような形状をしています。
 
この切妻屋根の特徴は、施工しやすいこと、そしてシンプルな形状だからこそ雨漏りにも強く、メンテナンスも容易だということです。そのため、ここ日本では過半数近い住宅で切妻や根を採用しているわけですが、デメリットがないわけではありません。そこで今回は、切妻屋根のメリット・デメリットとそのメンテナンス方法を紹介していきます。
 
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切妻屋根とは何か

切妻屋根とは、街中でよく見かける三角屋根のことです。ほぼ同じ長さの2つの面だけで構成されるというシンプルな作りで、妻側(建物の棟の両端の壁)から見て、屋根がほぼ2等辺三角形になっている屋根を切妻屋根と呼んでいます。妻側から切妻屋根を見ると、破風板や斜めに取り付けられている軒天も見えますが、数ある屋根の中でも最もシンプルな形状をしているといっていいでしょう。
 
この切妻屋根は、日本で最も普及している屋根の形状です。一般的な一戸建てにおいてはおよそ過半数が切妻屋根だといわれています。ちなみに、2017年のデータによると太陽光発電を屋根の上に設置するために、切妻屋根の新築物件は4割程度まで減少しているそうですが、順位的には第1位を堅持しています。70年代においては8割近くが切妻屋根だったともいわれており、現在の割合は少なく見積もっても5割近くはあるでしょう。なぜ切妻屋根はここまで普及したのか、それは数多くのメリットがあるからです。

切妻屋根の語源について

メリットの話をする前に、三角屋根のことをなぜ「切妻屋根」と呼んでいるのかを解説しましょう。屋根の種類には「寄棟屋根」「陸屋根」「方形屋根」など「名が体を表す」屋根が数多く存在します。寄棟屋根は棟を四方から中央に寄せている屋根で、陸屋根は陸のように平らな屋根です。方形屋根は正方形を意味していますが、切妻屋根についてはちょっと想像するのが難しいでしょう。実は、この切妻という言葉も名が体を表しているのですが、この「妻」は先述の通り、建物の棟の両端の壁のことを意味し、この妻の部分で屋根を切り落としているので「切妻」と呼ばれているのです。
 
妻はもともと「端」の意味です。これは、住宅の中で奥さんは家事をする際に部屋の端にいることが多かったことが語源になったともいわれていて、刺身に添えられる大根の細切りの「ツマ」と同じ語源という説もあります。

切妻屋根のメリット

切妻屋根の最大の特徴は、コストパフォーマンスが良いということです。70年代から現在に至るまで、日本全国で広く普及しているのには理由があります。ここからは、切妻屋根のメリットを紹介していきます。
 
●シンプルだから施工コストが安く済む
寄棟屋根は屋根の面が4面(台形2面・三角形2面)あります。一方、切妻屋根は長方形が2面で構成される屋根です。長方形が2面の骨組みを作り上げる労力と、台形2面と三角形2面の骨組みを作り上げる労力とでは、どちらが大変なのかはすぐにわかるでしょう。つまり、切妻屋根は形状がシンプルなために施工コストが安く済むのです。そして、屋根面に屋根材を葺いていくときも、切妻屋根の場合は基本的に屋根材を水平もしくは垂直方向にしかカットしません。寄棟屋根は水平・垂直方向以外に斜めにカットする必要がありますので、技術的にも差が出てきます。その分、工賃がアップしコストも高くなってしまいます。
 
●雨漏りしにくくメンテナンスも容易
住宅において、雨水の浸入口になりやすいのは建材と建材をつなぎ合わせる棟(接合部)です。各屋根材の雨水に対する性能は種類によって違いますが、屋根の接合部である面と面が接続される棟については、どの屋根材でも共通して雨漏りがしやすくなります。つまり、接合部である棟の少ない方が、雨漏りもリスクは小さくなりますしメンテナンスもしやすくなります。切妻屋根においては、棟は屋根の中央の1か所(「大棟」とも言います)だけです。
 
寄棟屋根は大棟と隅棟の計5箇所の棟があり、方形屋根も4箇所の棟があります。単純計算でいくと、切妻屋根と比較すると、寄棟屋根は5倍、方形屋根は4倍の雨漏りのリスクを抱えていることになります。また、招き屋根も棟は1箇所だけですが、切妻屋根とは違い屋根の大きな片面部分に多くの雨水が流れることになるので、劣化速度が速くなるというデメリットがあります。片流れ屋根は棟がないように見えるかもしれませんが、屋根の高い部分が棟としての機能を果たしていることから、雨が入りやすそうな形状をしています。
 
もちろん、施工状態が良ければ雨漏りはしませんが、やはり切妻屋根が一番雨漏りのリスクが少ない屋根といえます。しかも、万が一雨漏りをしたとしても、棟が1箇所しかないので、雨水の浸入場所が容易に推測・特定できることから、メンテナンスもしやすいのです。
 
●天井裏の通気を確保しやすい
切妻屋根は、屋根の面の長さが左右で同じなので、湿気・熱気の偏りがなく天井裏の頂点に集まるような設計になっています(とはいえ、住宅の内部のレイアウトなどで多少の偏りができてしまうことはあります)。また、屋根が二等辺三角形の形状をしていることから、その頂点の下に通気口を設けやすいといったデザイン上の特徴もあり、通気が確保しやすい状態になっています。つまり、部屋の湿気・熱気を排出しやすいので、室内環境が快適な状態になりやすいというわけです。
 
●落雪する場所がわかりやすい
切妻屋根は2面しか屋根がないので、もし大雪が降って屋根に積もったとしても、雪はそれぞれの面に沿って落ちてきます。つまり、落雪する場所がわかりやすいので、その対策も立てやすいといえます。例えば、隣接する建物との距離が近い場合は雪止めを二重に設置することになりますし、逆に距離がある場合は一段でも大丈夫というような判断ができるというわけです。
 
しかし、ほかの種類の屋根の場合は、落ちてくるかもしれない場所が複数あるために対策にもコストがかかってしまいます。とはいえ、切妻屋根の場合は落雪する場所が2か所に集中するため、それぞれの落雪量が多くなることには注意しましょう。
 
●和・洋問わずどんなデザインの建物にも合う
切妻という漢字を見るとちょっと堅そうな「和」のイメージがあるかもしれませんが、決して和風の建築様式だけに採用される屋根ではありません。
 
実際に、街並みの中に溶け込んでいる切妻屋根を見てみると、和・洋・折衷などさまざまな住宅で切妻屋根が採用されています。外壁のデザインにもよりますが、屋根を急勾配するとヨーロッパ風の住宅になりますし、逆に角度を緩やかにすると和風の住宅になります。さらに外壁に漆喰を使うとさらに和のイメージが増すでしょう。これだけ万能な屋根であることから、多く普及したともいえます。

切妻屋根の唯一のデメリットとは?

では、これだけメリットの多い切妻屋根にはデメリットはないのでしょうか。切妻屋根の外壁に注目してみると、雨樋が付いている鼻隠し側は軒が外壁に覆い被さるような構造となっています。そして、妻側は屋根が延びたまま切られたような形状になっていますが、この形状ですと破風側の外壁には雨が直接当たることが多くなるため、破風・軒天・外壁が劣化しやすくなってしまいます。つまり、切妻屋根のデメリットはそれらが傷みやすいことで、メンテナンスが必要になるということです。
 
特に最近は軒の出が短い住宅である「軒ゼロ住宅」が増えているため、雨が直接当たることには注意が必要です。対策としては、住宅を購入する際に軒の出が長い建物を選ぶしかないのですが、既にある住宅の場合はどうすればよいのでしょうか。屋根のリフォームの際に軒の出を延ばすことは不可能ではありませんが、屋根の内部から変更することになるので現実的ではないというのが実情です。そのため、定期的な点検・メンテナンスをして劣化を遅らせるというのが、一番の対策となります。

切妻屋根のメンテナンス方法

ここからは切妻屋根のメンテナンス方法を見ていきましょう。
 
●破風
切妻屋根の住宅においては、屋根以外で雨の影響を大きく受ける場所が破風です。そのため、非常に傷みやすく定期的なメンテナンスが必要になります。破風の材質は、古い住宅の場合は木製、新しい住宅の場合は窯業系サイディングであることがほとんどで、どちらの素材においても雨水の吸収を防ぐためには定期的な塗装が重要なポイントになります。塗装してももう機能を果たさない場合は、ガルバリウム鋼板の板金を使って破風をまるごと包む「破風板板金巻き」によるメンテナンスが有効です。この方法は、破風板を雨水から完全にシャットアウトするので、20年前後使用できると想定されています。
 
●妻壁
寄棟屋根と違い屋根に守られている部分が少なくなるため、妻壁も被害が出やすくなります。表面の塗膜が劣化していないか、雨染みができていないなどを定期的にチェックすることが重要なポイントになります。こちらも基本的なメンテナンスは塗装になりますが、一般的な一戸建て住宅の外壁塗装は10~15年に1度は必要といわれています。
 
しかし、切妻屋根の建物では目安よりも早めに行った方が良いケースもあります。それは、塗膜が粉化してしまうチョーキング現象(白亜化現象)が発生したときです。この場合は、早めの外壁塗装を検討しましょう。ちなみに、軒の出が短い住宅の方がメンテナンスの頻度は多くなる傾向になります。

谷板金がある切妻屋根には注意が必要

現在の住宅は、屋根の形状が切妻である場合でも、建物自体がシンプルな四角形ということが少なくなっています。多少の出っ張り・引っ込みがあるので、屋根の形状も影響を受けます。そのため、2面だけで構成される切妻屋根はほとんどなく、屋根に谷板金(谷樋)などが設けられています。雨漏りがしにくいといわれている切妻屋根ですが、谷板金があるとなれば話は変わってきます。谷板金は雨漏りしやすいので、切妻屋根仕様だからといって、完全に雨漏りが起こらないわけではありません。
 
谷板金の定期点検・メンテナンスは必要になりますので、何十年も放置するということがないように気を付けましょう。

屋根の形状の変更は?

屋根の勾配が緩いために雨水の流れが悪く、過去に何回か雨漏りしているので、屋根の勾配を急にして雨水の流れを良くしたい…このようなケースがたまにあります。屋根の勾配を変えたり、屋根の形状を変えたりといったリフォームは、制約こそありますが不可能ではありません。しかし、メリットの方が多い切妻屋根をわざわざ他の形状に変更するというのはあまりおすすめしません。
 
屋根にたたきつけられた雨水が上手く流れないなどといったトラブルは、屋根の勾配を変更するというリフォームではなく、排水性が高い金属屋根材を採用するなど素材を変えるスタイルが現実出来です。瓦から金属に変えるだけでも排水性能は高くなりますし、金属屋根材はさまざまな勾配に対応できる製品が多いので、どのような屋根にも対応できます。

切妻屋根の点検を行う際は株式会社ゼンシンダンへご相談を

このように、切妻屋根のデメリットは妻側の外壁に雨水がかかりやすいことです。そして、劣化が進行しやすいので、定期的なメンテナンスは欠かせません。この定期的なメンテナンスであるホームドッグを行っているのが、株式会社ゼンシンダンです。この団体では、屋根はもちろん、住宅全体(敷地内)をくまなく点検し、火災保険を活用して修理できるかどうかも判断してくれます。
 
火災保険は「住まいの総合保険」とも呼ばれていて、家事はもちろん、自然災害による被害も補償してくれる損害保険です。無料点検は経験豊富な火災保険認定調査士が行いますので安心です。
雨の落ち方が以前と変わった、屋根の色が褪せてきた、外壁に小さなヒビがある、など住宅に異変を感じたときは、株式会社ゼンシンダンへご相談ください。