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屋根・瓦を修繕した事例

原因の場所別!雨漏り修理の費用はどれくらい?

目次(▼タップで項目へジャンプします)

  1. ▼どれくらいかかるの?雨漏りの修理費用の相場
  2. ▼雨漏りの修理費用がばらつくのはなぜか
  3. ▼そもそも雨漏りってDIYで直せないの?
  4. ▼雨漏りの修理費用をできるだけ安く済ます方法がある?
  5. ▼【当社の事例】火災保険で雨漏りを修理しました
  6. ▼雨漏り修理をお願いする業者の選び方
  7. ▼雨漏りでお困りの場合、ゼンシンダンまでご相談ください。

雨漏りというものは、いつどこで発生するかわかりません。しかも、その被害の具合によっては高額の修理費用がかかることもあります。雨漏りの原因は特定することが難しく、さまざまな箇所で発生することが考えられるので、雨漏りの修理の際はしっかりと調査できる専門業者に依頼することがポイントになります。

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どれくらいかかるの?雨漏りの修理費用の相場

天井の雨漏り
雨漏りの原因の特定は難しいため、まずは原因の究明から専門業者に依頼することになります。そして、その原因によって以下のような修理法で直していくことになります。(こちらは、基本的に足場代や諸経費は抜いておりますので、別途数十万かかる場合があります)

屋根からの雨漏りの修理費用

屋根が劣化しているときには、台風直後に雨漏りが発生することがあります。
 
屋根の雨漏り修理の費用は、屋根の面積や素材、劣化具合によっても変わりますが、防水コーキングのみであれば5~10万円未満、高くても20万円前後でできます。
 
瓦の一部がずれてしまった場合など、修理・差し替えをするときは5万円程度ですが、瓦のずれを直すだけで雨漏りが止まることはほとんどないので、そのほかの工事も必要になることが多いでしょう。
 
瓦同士をつなぎ漆喰の補修が必要な場合は、屋根に上る危険作業になり人件費がかさむので、20~45万円ほどになるケースが多くなります。また、棟板金のみを交換する場合は10~30万円ほどで済みます。屋根の下葺き材となっている防水シートや、下地の補修・張り替え工事をする場合は30万円ほどかかります。
 
ちなみに、屋根根全体をカバー工法(重ね葺き)や葺き替えで直す場合は、100万円以上かかります。特に経年劣化が進んでいる場合は、300万円近いコストが必要になることもあります。
 
雨漏りを外壁塗装で直そうとする業者がいるかもしれませんが、それでは雨漏りは直りません。塗装工事は屋根の劣化を防ぐ上では有効ですが、雨漏りが起きてからでは時すでに遅し、です。

外壁からの雨漏りの修理費用

外壁がひび割れを起こしたりコーキングが劣化したりすると、その箇所から雨水が室内へ浸入することはよくあります。
 
それらの部分補修は10万円程度ですが、コーキングをしっかりと打ち替える場合には30~50万円ほどの費用がかかります。
 
また、外壁の雨漏り補修は、屋根と違い塗装で解決できるケースがあります。アクリル・ウレタン・シリコンなどで塗装する場合150万円ほど、サイディングなどの外壁材全体が劣化している場合の張り替えや重ね張りでは150~300万円ほどかかることもあります。

天井からの雨漏りの修理費用

天井の雨漏りでは、天井の上を通る配管にトラブルが発生したり、外壁・屋根が劣化した箇所から水が流れてきたりしているパターンが多く、天井の張り替えと下地の石膏ボードの交換で、20㎡あたり10万円前後、下地まで腐食していた場合はさらに5万円近くかかります。このケースでは、天井だけではなく屋根や外壁の修理も必要になることもあるので、さらに費用がかさむことも想定されます。

ベランダからの雨漏りの修理費用

ベランダもしくはバルコニーからの雨漏りの補修費用は、5~20万円ほどで収まるケースが多いですが、ベランダやバルコニーの下地まで劣化している場合は25万円近くかかる場合があり注意が必要です。
 
また、室内に雨漏りが発生してしまい壁紙などを交換する必要がでてきた際はプラスで5~15万円ほどかかります。ベランダ以外の部位まで補修が及ぶ場合に、必然的に修理費は高くなります。
 
このケースにおける雨漏りの原因としては、経年劣化のほかに防水シートの破損や手すり・窓周りのコーキングの施工不良など、ベランダとバルコニーと外壁の接合部分が劣化して隙間ができていることなどが考えられます。
 
また、排水口の詰まりが原因で水漏れが起こることもあるので、排水口はこまめに清掃するようにしましょう。

窓枠・天窓からの雨漏りの修理費用

窓枠やサッシ枠・天窓からの雨漏りは、ほぼコーキングの劣化によるものです。また、天窓の周囲にゴミが溜まっている場合も、雨漏りが起こることが起こります。天窓は天井を切り取ってはめこむため、なかなか簡単には清掃ができません。
 
そのため、天窓の周囲のゴミを掃除してもらうだけでも4万円ほどかかりますが、窓付近の瓦を撤去・交換しなければいけない場合は、8万円ほどになってしまうこともあります。
 
ちなみに、天窓自体の寿命は20~30年なので、寿命が来ているタイミングでは天窓自体の交換修理になりますのでもっと費用がかかります。周囲の屋根材も外すことになるので、天窓を撤去する費用も含めて100万円程度見ておいた方が安全でしょう。
 
このほか、雨戸の戸袋のサイズ違いや施工不良なども雨漏りの原因となることがあるので、専門業者に見てもらうのが良いでしょう。

屋上からの雨漏りの修理費用

一戸建てにおいて、50~100㎡程度の面積の屋上(陸屋根とも呼びます)がある場合、この屋上から雨漏りが起きたときの修理費用は10~100万円ほどになります。安く収まる場合は50万円以下で済みますが、施工範囲が広い場合や寿命を迎えた素材の交換などもする場合は100万円を超えることもあります。
 
また、集合住宅やビルのような大きな建物で、200㎡未満の屋上の雨漏りを直す場合は、150万円位ほどかかります。もちろん、足場が必要な場合は200万円を超える可能性も出てきます。
 
この屋上の雨漏りは、ほぼ防水材の経年劣化が原因と考えられるので、大掛かりな工事になることが多いことを覚えておきましょう。

雨漏りの修理費用がばらつくのはなぜか

天井の雨漏り
上述の通り、雨漏りの修理費用は状況によって価格が変動するのですが、具体的には以下のような理由で変動します。

応急処置だけなのか、完璧な修理なのか

雨漏りしている部分だけを補修する応急処置だけですと、当然ながら費用は安くなります。しかし、応急処置だけでは雨漏りの根源的な対策にはなっておらず、雨漏りはどんどん酷くなる可能性があります。
 
天井や壁紙の染みもそのままなので、美観的にもよくありません。雨漏りを放置すると、雨水はどんどん住宅の内部に浸水していくため、木材は腐食し、鉄骨はさびてしまいます。
 
そして、熱のこもった住宅内でシロアリが大量に繁殖して、木材を食い散らかしてしまいます。
 
雨漏りの放置が住宅の倒壊につながった例もあるくらいですので、雨漏りが起きたときは専門業者にどこまで雨水が浸水しているかを確認してもらい、しっかりと対処することが大切です。

雨漏りしている場所の数が複数あることがある

雨漏りしている場所は、1箇所とは限りません。同時に複数箇所から雨漏りが起こることも少なくないため、雨漏りの原因を特定することは簡単ではありません。しかも、雨漏りの箇所が多いほど修理費用は増えていきますので、高額になってしまうことがあります。
 
例えば、10か所雨漏りしている場所があった場合に、9か所を修理しても、1か所でも未修理の雨漏りがあれば雨漏りはどんどん進行してしまいます。雨漏りの原因が複雑化しているときは、費用がかかってもしっかりとした調査をして、根絶することをおすすめします。

雨が浸入している場所が高所である

雨漏りの原因となる場所は、屋根や外壁、雨樋、窓、ベランダなどさまざまで、1階の外壁や窓が原因の場合は足場を組む必要はありませんが、2階以上の箇所が原因となると、足場が必要になります。足場を組むとなると、それだけで数十万円の費用がかかりますので、雨漏りが起きないように定期的なメンテナンスをしておくことが重要になります。

そもそも雨漏りってDIYで直せないの?

天井の雨漏り
では、雨漏りをDIYで直すことは可能なのでしょうか。
 
結論からいうと、応急処置はできても完全な修理はできないと考えておきましょう。ブルーシートをかぶせたり、雑巾を置いたりすることは、あくまで応急処置で修理ではありません。雨漏りは、その根源を特定して修理しなければ、必ず再発しさらに被害が拡大してしまいます。
 
また、DIYで釘をうったり瓦を調整したりすることで、雨漏りの箇所が増えたり雨水の流れが変わったりして、被害が拡大してしまうこともあります。雨漏りが原因の漏電により、修理中に誤って感電してしまう危険性もありますし、高所での作業は生死にかかわる怪我につながることがあります。
 
そのため、雨漏りを発見したときにはすぐに雨漏りを専門としている修理業者に依頼しましょう。

応急処置であれば可能です

ちなみに、以下のような応急処置であればDIYでも可能です。

●天井からの雨漏りはバケツを置いて天井と床が水浸しになるのを防ぐ

天井から突然の雨漏りがしているときに、まだ雨が降っている場合は、屋根に様子を見に行くのは非常に危険です。
 
そのときは、まず雨が落ちてくる部分の下にバケツを置き、室内が濡れるのを防ぐことから始めましょう。雨漏りしている箇所の下に、新聞紙もしくはレジャーシートを敷いて、バケツを置きます。
 
ある程度水が溜まると水しぶきが起こりますので、不要な雑巾やタオルなどをバケツの底に入れておくとよいでしょう。そのほかにも、糸を垂らした釘を天井の一番雨漏りが起こっている部分に突き刺して、垂らした糸の端をバケツの中に入れておけば雨水を上手に誘導できます。
 
屋根裏を覗くことが可能な場合は、まずはこのような応急処置をしてから確認するようにしましょう。

●窓やサッシからの雨漏りは雑巾を置いて水を吸い取る

窓やサッシから雨漏りが起こっているときは、ビニールシートやごみ袋を敷いて雑巾で水を吸い取ります。カーテンが濡れないように、取り外してしまうか、短く上にまとめておくことも大切です。

●屋根が低い場合はブルーシートをかぶせて雨の浸入を防ぐ

ブルーシートは何かと便利なもので、ホームセンターなどで安く手に入ります。物置など屋根が低い建物の場合は、ブルーシートを屋根に広げる応急処置を行います。
 
上述の通り、雨漏りの原因を特定することはプロでも難しいので、大きめのブルーシートで広範囲を覆い隠すとよいでしょう。その際、ブルーシートが吹き飛ばないように、重石や砂利を詰めた土嚢袋などでしっかり固定してください。
 
土嚢袋の中身を細かい砂にしてしまうと、雨が降ったときに泥水となって土嚢袋からにじみ出ることがあるので避けましょう。

●屋根の種類によっては防水テープで雨の浸入口をふさぐ

トタン屋根や陸屋根の場合は、防水テープで雨の浸入口をふさぐという応急処置が可能です。まず、雨漏りをしている箇所の周りを雑巾などできれいにしてから、防水テープを貼っていきます。
 
防水テープの粘着力は、水分や埃・砂・油などがあると格段に落ちてしまうので、すぐに剥がれます。防水テープを貼るときは、雨水の流れる方向の下流から上流に向かって空気が入らないよう貼っていきましょう。
 
ただし、広範囲に渡って貼ると美観を損ねるので、雨漏りが発生している箇所が狭い範囲のときの応急処置といえます。

●コーキングで雨漏りを起こしている隙間を埋める

この方法は、DIYに慣れている場合ですと効果があるかもしれません。コーキング剤で雨漏りをしている場所を埋めていくのですが、失敗すると雨漏りを悪化させてしまう可能性があるので注意が必要です。
 
コーキングをする前には、コーキング剤がはみ出ても大丈夫なようにマスキングテープを周囲に貼り、コーキング剤の接着力を高めるプライマーを塗布してから埋めていきます。
 
コーキング剤が乾く前にマスキングテープを剥がして、そのまま放置し、コーキング剤が乾いたら完了です。このような行程のため、天気の良い日に作業しましょう。

雨漏りの修理費用をできるだけ安く済ます方法がある?

天井の雨漏り
雨漏りの修理費用を安く済ませる方法はあるのでしょうか。以下の2種類の方法で、安く済ませる可能性があります。

火災保険を使用する

火災保険は、火災や自然災害による被害を補償する損害保険で、建物そのものや付帯する簡単に動かせないものの総称である「建物」と、その中にある家電・家具・衣服などの少々である「家財」が補償の対象となります。
 
それらが、火災や台風・大雨による被害を受けたときは補償の対象となりますが、足場代も賄うことができるので、家計にとって強い味方になってくれます。
 
私たちゼンシンダンは、2005年から火災保険申請サポート~工事まで行っておりますので、ぜひご相談いただければと思います。

契約不適合責任を使用する

契約不適合責任(2020年4月より瑕疵担保責任から変更になりました)は、火災や自然災害による被害に関係なく、10年未満であれば、建物や設備の不備があるなどの「契約の内容に適合しない」とき、買い主が売り主に対し、補修の請求ができるというものです。

【当社の事例】火災保険で雨漏りを修理しました

ここからは、実際で当社で行った神奈川県の事例をご紹介します。こちらはお部屋に雨漏りがありましたが、お客様の方では原因が分からず、ご連絡をいただきました。
部屋に雨漏りの跡

スレート屋根の棟板金が雨漏りの原因

雨漏りの原因である棟板金の釘浮き
調査の結果、外壁には雨漏りが見つからず、屋根に上がり調査したところ、スレート屋根の棟板金の隙間部分から雨漏りしていたことが判明しました。

火災保険を使って工事を行いました

保険金証明書

スレート屋根の棟板金の雨漏り工事完了
見積は15万円でしたが、申請した火災保険で保険金が23万円がおりました。その後、こちらの保険金で雨漏り修理の工事を行いました。

雨漏り修理をお願いする業者の選び方

軒天の雨漏り
雨漏り修理は悪徳な業者も存在してしまうのが現状です。ちなみに、梅雨の時期はどうしても雨漏りが増えてしまうため、悪徳業者も増えやすくなります。そんな業者に引っかからないようにするため、どんな業者に頼むのがいいのでしょうか?

見積もりが詳細まで記載されている業者

大ざっぱな見積でなく、詳細まで出してくれる見積であればクリーンな印象で、優良な業者な確率が高いです。雨漏り修理は、修理方法や原因によって費用が大きく異なりますので、分からない点は質問して、確かな専門知識で答えてくれる業者は、信頼できるといえるでしょう。

基本的に訪問販売は避ける

基本的には、突然家にやってくる訪問販売は避けた方が無難です。すべての訪問販売が悪ではありませんが、トラブルの中には訪問販売が多いとされています。結果的にさらに工事費用が必要になってきてしまったりすることがあるので、訪問販売は避けましょう。

雨漏りでお困りの場合、ゼンシンダンまでご相談ください。

天井の雨漏り
雨漏り修理がどのようにして行われるか、業者選びにも不安がある方は、私たちゼンシンダンまでお問い合わせください。2005年から、火災保険申請サポート~工事まで一貫して事業を行っており、全国1450社に提携業者がおります。雨漏り修理の経験も豊富ですので、ご相談いただければと思います。



記事監修者紹介


【一級建築士】登立 健一
株式会社ゼンシンダンのwebサイト監修の他、一般社団法人 全国建物診断サービスの記事も監修。